荒川一郎先生が考える「入れ歯の大切さ」

「噛める入れ歯」の大切さ
昔に比べて現代人の食事にかける時間が減っているそうです。昭和初期には1回の食事に対して平均20分の時間をかけていたのに対して、現在の食事にかける平均時間は10分程。これは噛む回数にも当然影響しており、現代の1回の食事における噛む回数の平均は、昭和初期の1500回に比べて約半分以下の600回にまで減っていることが神奈川歯科大学の調べによって明らかになりました。ちなみに弥生時代には食事に1時間もかけ、約4000回も噛んでいたそうです。
食生活が豊かになるにつれて、やわらかい食事なども増え、噛む回数や食事の時間も減っていますが、「よく噛んで食べる」ことは、食べ物を飲みやすくするだけでなく、健康に役立つ様々な効果があります。
ひとつに唾液量の増加が上げられます。噛むことと唾液の分泌は密接に関わっており、唾液による洗浄・抗菌作用によってお口の中を清潔に保ち、虫歯の予防につながったり口臭を抑えたりします。
また、「よく噛むと頭が良くなる」と言われることがありますが、よく噛んで食事をすると、脳の刺激につながり、脳細胞の働きが活発化するとされています。寝たきりのお年寄りが、入れ歯を入れて噛めるようになっただけで、意欲や記憶力が向上して、歩けるようになり、元気になったという例がある程です。逆にしっかりと噛むことができない状態は、認知や記憶、全身的な持久力などの低下を招く原因にもなります。
食事の際に噛む回数は目安として、ひと口30回が理想とされています。入れ歯が合わないことで、噛みにくい食べ物を避けて偏食をしたり、しっかり噛まずに飲み込むようなことをすると、心身の健康だけではなく、胃などの消化器系にも多くの負担をかけます。お口にあった入れ歯は、食事だけでなく、健康や表情までもイキイキとさせます。入れ歯の問題は一時的に安定剤でしのいだり、放っておいて悪化することはあっても、治ることありません。入れ歯で長くお悩みの方は、放置せずに専門的な知識をもった歯科医院に一度ご相談して、根本から原因を見直してみては如何でしょうか?

入れ歯専門歯科ハイライフグループ歯科医師
日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座 元講師
荒川 一郎 先生(歯学博士)

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