体力が低下する前に口腔検査をしましょう

老後での快適な暮らしをするために、70歳になったら「歯」と「入れ歯」の検診を受けることをおすすめします。高齢者の中には歯が抜けたまま放置していたり、残っている歯がグラグラしていたりします。また、今まで使っていた入れ歯が、入っていても合わなくなっていたり、部分入れ歯を支えている歯が揺れてしまっているなど、歯や入れ歯に問題のある人がいると思います。自分の歯を半数近く失ってしまっているのが、だいたい70歳ごろといわれています。そこで口の中の状況を総チェックする必要があるのです。このときに抜く必要のある歯があれば抜いたり、根の治療、歯の詰めもののチェック、クラウンなども製作して入れ歯がデザインされます。通院や治療においても、健康なほうが負担が少ないはずです。

患者さんのなかには、グラグラしている歯をなんとか残そうと頑張る人もいます。たしかに、たくさんの歯が残っていれば、健康で楽しい生活を送ることができますが、残せば良いということもありません。食べ物がきちんと噛めていなければいけないのです。また、部分入れ歯のバネがかかる部分の歯がしっかりしていないと、新しい入れ歯を入れたときに、バネの負担がその歯に加わり、あっという間にグラグラになってしまう場合があります。さらに、患者さんが病気になって、体力が低下して抵抗力がなくなり寝込んでしまったときなどに、なんとか頑張ってきた歯も腫れてしまい、入れ歯を入れておくことができなくなってしまうこともあります。腫れた歯を残したままでは、新しい入れ歯を作ることもできず、満足に食事もとれなくなるので、病気も治りません。まして、糖尿病、心臓、循環器などの全身の病気の場合は、歯を抜くことは危険で難しくなります。

口腔検査と治療をした後に、デザインされた入れ歯は、管理さえよければずっと使用できるものになります。健康で楽しい生活ができるよう、体力的に問題がないうちに検査に行きましょう。