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入れ歯が合わずに痛くて困っていた。新しい入れ歯を作ってみたけど、やっぱりあちこち痛くて噛めない。作り直した入れ歯も、歯ぐきにピッタリと合っていないのでは?と感じたことはありませんか。何故その様なことが起こるのでしょうか?

『歯ぐきの厚みが場所によって違う』
物を噛んだ時、入れ歯はわずかに歯ぐきに食い込みます。歯ぐきが厚い箇所はクッションとなり痛みは生じにくくなります。入れ歯が骨に刺さるように鋭い痛みを感じる箇所は、歯ぐきが薄い箇所であると言えるでしょう。

『入れ歯がずれる』
入れ歯の人工歯は上と下の歯の凸凹が上手く噛み合わさることによって食べ物を効率よく噛み砕くことができます。同時に入れ歯の位置も安定するのです。しかし、凸凹がわずか1mmでもずれれば、その分入れ歯も1mmずれようとします。1mmのずれの力は、歯ぐきが確実に受けて痛みとなって現れてきます。「左は大丈夫だけど、右の上下の歯ぐきだけ痛くなる」患者さんがそう訴えたときは、噛み合わせの調整で解決できることがよくあります。以上の二つが入れ歯の痛みの主原因ではないかと思います。もちろん、それだけが全てではありません。

今までは、この二つの原因を解決するのはなかなか難しい問題でしたが、最近では入れ歯の内面に「やわらかい生体用シリコーン」を貼り付けることによってこれら二つの原因を解決する方法も出てきました。100症例ほど施してみて、患者さんが痛みを生じたケースはほとんどありませんでした。選択肢の一つとして非常に有望な技術であると思っています。